少しドローンの飛行に慣れてきた方に多い事故ワースト3

こんにちは、北摂ドローンスクール講師の下村です。今日はドローンの飛行に少し慣れてきた方に多い事故、トラブルを3つ紹介させていただきます

普通に操縦してるだけでなぜ墜落するの?

これは通常送信機から伝送されてくる画面です、何の異常もありません。

上の画像は送信機(プロポ)から伝送されてくる映像を切り出したものですが、ここでは何の異常も見当たりません。GPS、バッテリーの残量、送信機との電波強度。いたって普通ですね。

ではこの状態で離陸します、離陸しただけではドローン本体に大きな負荷はかからないので何も起こりません。それでは上空で今ゆっくり飛行するCモード(シネスムースモード)から素早く飛行するSモード(スポーツモード)に変えてみます、そうするとMavicMiniでも時速46㌔で飛行します。

もちろん機体にかかる負荷は大きく姿勢を安定させるために揺れも大きくなります。伝送されてく映像はジンバルのおかげでそんな大きな揺れが起こっているなど想像もできません。

問題はここで発生します、ドローンはバッテリーに蓄電された電力で飛行していますその原動力であるバッテリーの取り付けが甘かったため上空でドローンと外れてしまいそのまま墜落にいたってしまうケースが結構発生しています。

もちろんドローンが墜落すると本体が壊れるのはもちろん、下には何があるかわかりません。このような事象は飛行前の点検でしっかりバッテリーが装着されているか確認するようにしましょう。

飛行前の点検はしっかりしましょう

ドローンには通常4か所にプロペラは装着されています、DJI製の機体などの場合Mavicシリーズなどはプロペラが固定されているので通常問題はありませんがphantomシリーズの場合毎回プロペラを飛行前に毎回取り付けます、ここでプロペラがしっかり本体と固定されていなかった為に離陸前にプロペラを予備回転するとタケコプターのように飛んで行ってしまいます。

まだタケコプターのように飛んでいくだけならプロペラだけなのでまだ事故としてまマシな方で、上空でそれが起こると残りのプロペラ3つでは制御不能になりどこの向きに飛んでいくかわかりません。何度かその状態を目撃したことはありますが怖いの一言です。

飛行前にできる点検はほかにもありますが、必ず行い飛行に臨みましょう。

GPSが測位できなくなり慌てて墜落

通常ドローンはGPSを測位し飛行しています。このGPSはかなり優れもので簡単に言うと自動操縦モードで操縦してる感覚です。

しかし、GPSもどこでも万全に働くわけではありません。谷や滝など渓谷で飛行する場合GPSをキャッチできずATTIモード(手動操縦モード)に切り替わる場合が結構あります。

このATTIモードが結構曲者で手動で操縦しなければなりません。手動と言われてもなかなか理解に苦しむ方も多いでしょうがGPSを測位している場合ドローンはGPS情報をもとにその場でホバリングしてくれます。

結果GPSを測位しなくなった事により手動でドローンをコントロールしなければならなくなってしまいどうしようと考えている間にも風に流され木や壁に衝突してしまい墜落するリスクが高まります。

今回は少し慣れてきた頃に起こりやすいリスクについてお話ししてまいりました。当スクールでは難しいことをより簡単にをモットーに指導させていただいております。

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